Passion Statement
2016年春、株式会社フェリシモは東北を舞台に新しい事業をスタートさせることになりました。
私たちは、東日本大震災から5年間にわたる東北での活動を踏まえながら
「東北の事業者にとって、これから必要になることは何か?」
「私たちができることは何か?」
ということについて、とことん議論してきました。
そして辿り着いたのが、
東北や日本中でがんばっている事業者が主役となって、未来につながるスター商品を生み出せるように、ものづくり、ひとづくりのサポートをしていくことでした。
さらに、そこで生み出された商品が世界中の生活者のもとへはばたいてくために、フェリシモだけでできることを超えてもっと多くの企業がその商品と出会える「場」を作っていきます。
「自分発 世界経由 未来行き」
私たちが「商品企画」にフォーカスした理由は2つあります。
ひとつは、フェリシモの強みでもある「商品企画ノウハウ」を東北や日本中のみなさまに伝え、自分たちの力で未来につながるスター商品を生み出せるようにしていきたいという思い。
もうひとつはみなさんが『自分の想いを出発点にして、世界や未来に届くような価値創造』を目指したいという思いからです。
生活者や未来のことを想いながら、あらゆる創意工夫を重ねて生み出された『付加価値』の高い商品は、地域を超え、国を超え、地球の裏側で暮らす人々の手にさえ届けることが可能となります。
そして、それを使う世界中の生活者が笑顔になれば、きっと地球の未来もハッピーになっていくと信じています。
私たちは「生活者視点のものづくり」にこだわります
Startlineでは衣・食・住すべてのカテゴリーで商品企画をサポートしますが、まず最初に重視するのはあくまでも、生活者にとっての「直感的な買うべき理由=顧客価値」を磨ききっているのかどうか。そして、買おうと思える価格にするためのコスト設計に最大限の工夫をしているか。まずしっかりとこの2つを追求して「生活者視点のものづくり」にこだわります。
その上でもうひとつルールにすることがあります。
それはその商品の中に「100年先の未来につなげるための要素」が取り入れられているかどうか。例えば素材がオーガニックなものであったり、製造技術自体の価値だったり、その商品を使う生活そのものが社会課題を改善することにつながったり。ほんの少しでも、そんな要素を取り入れた商品たちがスター商品として世界中にはばたいていくことが「持続可能な社会」につながる糸口になると信じています。